丹(幾花にいろ 著)レビュー
ネタバレ注意
基本情報
タイトル:丹
著者:幾花にいろ
ジャンル:恋愛、カップル、巨乳
今回は幾花にいろ先生の「 丹 」を購入したのでレビューしていきます。本書の構成としては短編4つに続きもの1つで成り立っています。登場する女の子のスタイルは巨乳だったりスレンダーだったり話によって色々です。話の雰囲気としては短編の方については、日常の一コマ的な感じで比較的気楽に読めると感じました。長編の方の秘密シリーズについてはやや重めの話になっています。一組のカップルを中心にその周囲との関係を描いています。別にハードなシーンがあるわけではないのですが、各キャラクターの心情がなかなか重たく容易に解決しないものばかりなので、どのように着地するのか興味深く読むことができました。シリアスな話に抵抗がなく、キャラの心情の描写がみたいという人には一読の価値はあると思います。
サンプルページで確認できること
各話の冒頭とエロシーンがそれぞれ1ページずつ載っているので、各ヒロインを確認することができます。
各話概要と感想
やむまで
慌ててゴムを買ってきてセックスするカップルのお話。カラーの4ページ短編となります。そのため話としてはあっさり目です。とはいえ描写からはいざ挿入の時になってゴムが切れているのに気付いて男が慌てて買ってきたのかなと思わせるような感じになっています。若干余裕がなさげな男にたいして悠々としている風にみえる女の子目が好きですね。ラストのコマの日常テンションの一言なんかも女の子のなかなか表情が崩れなそうな感じを連想させていい感じだなと思いました。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:クール系
その他:カップル
軟着地
ちょっと冴えない男と近所の女の子がセックスするお話。コンビニにてくたびれたスーツ姿の男である堂ノ島がエロ本を選ぼうとしたところエロ本スペースにジャージ姿の女の子がいました。女の子の前でエロ本を物色するのは気が引けたので撤収しようとするも女の子が半ケツ状態だったので思わず視線はくぎ付けに、気づいた女の子に不審に見られてしどろもどろになっていると女の子の方から挨拶されました。それでよくよく顔をみるとお向かいのミホでした。コンビニからミホと一緒に家に帰ってそれぞれの家の前であいさつして堂ノ島が部屋に入るとなぜかミホもおじゃましますと入ってきました。困惑する堂ノ島にお構いなしに一緒に飲みましょうと言ってくるミホに流されてそのまま宅飲みすることに。そのまま飲んでつまみが切れると堂ノ島はミホにもう帰るよう言いますが、ミホはあるものでいいと言って堂ノ島のズボンを下ろすのでした。という話の流れになっています。チンポ舐めてそれを肴に酒を飲むのは初めてみたのでなかなか強烈なインパクトがありました。最初はそちらの印象が強かったのですが、おちついて見てみるとミホは昔から堂ノ島に気があったことをほのめかす描写がみられました。そういった意図を隠すための奇行なのかなと思うとジャージ姿の野暮ったいナリも可愛らしく感じました。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:人懐っこい
その他:恋愛
落下流水
ひさしぶりに再会した同級生とするお話。コンビニにてレジの前でいちゃつくカップルを見て苦々しく感じる待っている男が一人。この後あの2人やりまくるんだろうなと思って思わずため息をつくと女性の店員とため息がシンクロしました。お互いはっとして店員が清算しようと声をかけると、待っていた男が知り合いの長命寺であることに気付いて男のほうも店員の女が知っている沖島であることに気付くのでした。場面が変わって居酒屋、沖島のバイトが終わって2人で飲むことに、世間話から今はお互いフリーである話から冒頭のいちゃつくカップルは今頃しているのかなと言い出す沖島に長命寺は困惑します。居酒屋を後にしたら長命寺は沖島を家まで送ろうとしますが、沖島はもっと話をしたいと言ってきて体を寄せてきました。長命寺は戸惑いながらもじゃあどこかで休んでいこうかといってホテルに入りました。という話の流れになっています。長命寺は童貞で沖島はそれなりに経験があるという2人のセックスになります。そのため基本的に沖島が長命寺をリードする流れになっています。ベッドインまでの流れが丁寧に描写されている印象でした。長命寺が沖島との距離感を測りかねているのに対して、着実に距離を縮めてくるところなんかが良かったです。セックスシーンについても拙い長命寺をリードする様子がゆったりな感じなんですが、妙にエロく見えるのが好印象でした。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:おっとり系、寂しがり
その他:恋愛、童貞
秘密
彼女にセックスさせてもらえない童貞が幼馴染とするお話。彼女である圭が泊まらずに帰ってしまうことにがっかりな弘樹、泊まっていけというも下心を見透かされてそのまま圭は帰ってしまいました。たまらず弘樹は幼馴染の基子に電話で愚痴るのですが、基子は聞き流していました。ですが、付き合って1年になるのにいまだにしていないことを聞いた基子は電話を中断し弘樹の部屋に現れました。そこで愚痴を聞いていたら基子が穴を貸してやってもいいと言い出しました。という話の流れになっています。弘樹のキモさについては作中で指摘されている上に本人も少なからず自覚があるようで幼馴染にちょっと挑発されるとあっさり食いついてしまっています。とはいえ童貞がエロい体の幼馴染に誘われたらそうなるのもまああるかと思ったりもしました。童貞と経験者のセックスなので基子がリードする形で基本的な主導権は基子ですが、ふとしたタイミングで弘樹を体の大きさを感じたりして体を貸しているのがだんだんノッてくるのがエロくて良いと思いました。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:サバサバした感じ
その他:巨乳、恋愛、童貞、(男のほうが)寝取られ
彼女の秘密
彼女が酔いつぶれた隙に彼女の友達とセックスするお話。居酒屋にて弘樹と圭と圭の友達の松除の3人で飲み会をしていました。そこで弘樹は唐突に浮気していないかを問われます。どうしてそんな話になったかというと飲み会の前に松除から圭に浮気されるかもという話があったからとのことでした。とはいえ浮気しているかと聞かれても弘樹はしていないとしか答えられず、松除は圭にエッチさせないとどっかにいってしまうぞと伝えるのでした。圭が寝てしまったので飲み会は終了。酔いつぶれた圭と3人で自宅まで帰ることに。自宅に到着し、圭をベッドに寝かせて弘樹と松除で会話することに。松除からみて圭は弘樹のことを嫌っているわけではないので、セックスについては手を出さないで待ってほしいと言い出しました。弘樹がはじめから待つつもりと返すと、松除から我慢できるのとさらに問われ我慢しますと返しますが、松除は抜いてあげると言いました。という話の流れになっています。エロマンガですからこの話の主体は弘樹と松除の絡みになるのですが、エロシーン以外にも描写は細かくて、圭と松除は付き合いの長い友人であるのですが、松除は圭の体を見たことがないとか、酔いつぶれた圭の体を見た描写(描写的には松除は見たが、絵にされていないので読者側は松除が何を見たのかはこの時点では不明)とは圭についての秘密について先がきになる描写になっていました。で、エロシーンについては前話以上に弘樹が女の子にリードされる流れになっています。明るい女の子相手の浮気セックスになりますが、松除のほうも抜いてやるつもりだったとはいえ段々とテンションが上がって興奮していくさまがすごくエロくてそそるものがありました。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略、冒頭画像の右下のコマの子
性格:明るい
その他:巨乳、恋愛、(男のほうが)寝取られ
彼女の秘密2
お説教の後で改めてセックスしようとするカップルのお話。前の話での浮気セックスをばっちり見られた弘樹は圭の前で正座して謝罪していました。当然圭はご立腹なわけですが、激昂といった感じではなく静かに怒っていました。なんとかなだめようとする弘樹に対しての応答がとげとげしくまともに会話が続かない状況で、不意に圭はセックスしようかと言い出しました。という話の流れになっています。この回は、女の子の裸とか男性器とかの描写はあるものの本番はないです。その分メインになっているのは2人の気持ちの描写ですかね、圭の体の秘密を考えるとあの場でセックスしようと言い出すのは半ばヤケになっているのかなと思わされて結構痛々しいものを感じました。そしてこの後どうなるんだろうと強く思わせられるのはなかなか珍しいなと思いました。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:手厳しい
その他:恋愛
それぞれの秘密
やさぐれている女が腹いせに同僚と寝るお話。基子は仕事していますが、何やら浮かない表情で疲れ気味な様子。そんな時いつも基子にアプローチをかけてくる同僚が今回も声をかけてきました。いつも通り基子はそれをあしらいますが、男が少し食い下がるとちょっと様子が変わって今日ぐらいはと誘いに応じます。それでホテルへ行くことに。という話の流れになっています。今回はこのシリーズの最初にでた基子の話になっています。あいては弘樹ではなく会社の同僚です。若干ヤケになっている感じがありありと出ている抱かれ方をする基子が結構いい感じです。メンタルが弱っているせいか派手に乱れるわけでもなくけだるそうにしていたのに、ことの最中に弘樹とチャットしだしたら反応がよくなるあたり基子の心情が感じられてなかなかそそられるものがありました。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:淡々とした感じ
その他:恋愛、OL
それぞれの秘密2
やさぐれている女が腹いせに知り合いと寝るお話。 松除が男と待ち合わせしてホテルへ行きました。そこで男とやりながら弘樹としたときの心情とか圭に対する感情などを吐き出していく、という話の流れになっています。最初の話の概要が前の話とほぼ一緒です。違いはというと前の話が弘樹の幼馴染である基子で、今回の話は圭の友達である松除の話という点です。みどころとしては松除の圭に対する感情はかなり重たいというのがわかるところですね。別に修羅場というわけでもないのになかなかに腹が痛くなるような、この先どうなるのか気になるお話でした。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:基本明るいがこの話では気落ちしている
その他:恋愛
彼女の秘密3
以前失敗したセックスに再挑戦するカップルのお話。彼女の秘密2でセックスに失敗して、日を改めてチャレンジしてそれでもだめなら別れるという話になっていざ再挑戦の日。圭は割と軽めな雰囲気で弘樹の家に現れました。挨拶もそこそこに始めることに。という話の流れになっています。印象としてはセックスシーンではあるのですが、カップルのじゃれあいといった感じが強く感じられました。前回の失敗したセックスの時とは打って変わってよさげな雰囲気だったのでうまくいきそうに見えたのですがまさかの失敗で結局別れることに。でも圭の雰囲気からして弘樹がもう少し食い下がればまだワンチャンあったんじゃないかとも思いました。弘樹が「圭さんがいうなら・・・」なんて引いちゃったから別れることになっただけで。その後圭が帰ったあと自室で基子のことを考えてしまうあたりやはりダメ人間だなと感じました。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:サバサバ
その他:恋愛、カップル、処女
秘密 最終話
秘密シリーズエピローグで弘樹のその後のお話。1ページ目からエロシーンだったので話の説明はなしで感想のみです。前話で圭と別れた弘樹はその後再会することもなく別の彼女を作っていました。最初の時の基子や松除が相手の時のような相手に流されっぱなしのセックスではなく自分から動けるようになったようです。とはいえ圭のことはまだ引きずっているらしく今の彼女を抱いてる時もあれこれ考えているあたり基本的にダメ人間なんでしょうね。さらに今の彼女との関係についても軋みというか不安を感じさせる描写から、何らかの形で破綻しそうだなという感じがしました。シリーズを通して感じたのはあとがきに書いてある通りヤな感じの主人公。それもマンガチックなテンプレ的な嫌な奴という感じではなく、自信がなく、常に受け身、疑り深いとリアルにいる感じが地味にキツイと感じました。露骨にしんどいシーンというのはないのですが、じんわりと腹が痛くなるような展開で続きが気になる展開になっているのは好印象でした。ハッピーエンドが好きな人には向きませんが、うまくいかない人間模様がみたいという人には結構おすすめなシリーズでした。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:朗らか
その他:恋愛、カップル
開き直り
処女と童貞の手探り感にあふれたセックスのお話。彼氏の部屋で不機嫌そうな表情で本を読んでいる千夏ですが、唐突にキレて叫びだしました。曰く「いつまで待たせるつもりか」とのこと。千夏としては手を出されてもいいように相応の覚悟をして部屋に来ているのに彼氏が一向に手を出してこないので不満がたまっている様子です。もっとも彼氏の方としても手を出したいとは常々思っていたようですが、タイミングを計りすぎていた結果なにもできずに今に至っていたようです。ですが、千夏の方から話をだしてきたのでセックスする運びとなりました。という話の流れになっています。秘密シリーズが結構ビターな感じだったのとは打って変わって気軽に読めるコメディ色の強い作品となっています。処女と童貞のカップルなのでなかなかスムーズにいかない様子がちょっと楽しかったりします。特に千夏がいい感じなキャラになっていて口調は結構ガサツで気が強い女の子なのですが、ちょいちょい見せる表情が可愛らしいです。特に「ガッと来いよォ」の泣きの入った表情が好きです。実際のセックスの時も前戯の時の表情が可愛いですし、挿入されたときは呼吸がおかしくなっているのはちょっと面白かったです。不慣れなカップルの微笑ましいセックスが好きな人には結構おすすめなお話でした。
女の子とそのほかの要素について
髪型:画像があるので省略
性格:気が強い
その他:恋愛、カップル、処女、童貞












